「台中国家歌劇院」は世界的な建築家伊東豊雄氏の設計で、業界では「世界でもっとも施工が難しい建築物」と言われていました。
歌劇院は「音の洞窟 (Sound Cave) 」をコンセプトに、現代的な技術と建材を用い、硬質でそっけない環境を解放し、クールな都市の輪郭を生命力に溢れたやわらかなフィールドに変えました。
建物を取り囲む水の流れと屋上庭園で、舞台と観客、室内と屋外という二極化された区分を打ち破り、より多くの人が建築、芸術と対話できる空間を形作りました。生活の根本である「人」としての感覚への回帰を促しています。